2020/11の記事一覧
2020-11-27
断熱材選びは工法と予算に合わせて。業者選びも大切!
断熱材はまず、充填断熱工法なのか外張断熱工法なのかによって、選べる範囲が決まり、
そのなかで、予算に合わせて選ぶことになります。
充填断熱工法なら、最も安価な断熱材はグラスウールということになりますが、
湿気に弱い特徴があるため、採用するなら信頼のおける防湿措置が必須です。
また体質的にシックハウスが特に気になるといった場合は、
羊毛や炭化コルクといった自然素材も検討圏内に入ってきます。
外張断熱工法なら、ボードタイプの断熱材から選ぶことになります。
その際、断熱材に厚みがあるとそれだけ壁厚も増し、施工が難しくなりコストアップにつながります。
そのためなるべく少ない厚みで断熱性の高いもの、そして燃えにくい素材を選ぶことが重要です。
断熱材選び以上に大切なことが、「業者がその断熱材を適正に施工できるかどうか」。
いかに高品質な断熱材を使っても、業者の施工技術が低ければ台無しになってしまいます。
また、どの断熱材を選ぶにしてもそれぞれに必ず短所があるため、
それに対してどんな対策を講じているのかもチェックのしどころ。
業者の断熱への意識の高さや、職人の施工技術を確認するには、なんといっても現場見学会がおすすめです。
できれば実際に、断熱施工を行っているところも見学しておくと安心ですね。